夏日素描 1

真夏の或る日、Kosumi店主を迎えに鎌倉駅へ。
幾つかの用事を済ませても、陽はまだすこし傾いたくらい、
店主は「せっかく此処まで来たのだから海が見たい」とご所望。
荷物を自室に置き、ビーサンに履き替え由比ガ浜海岸へ。
盛夏の休日ともなれば、砂浜は足の踏み場もないくらい。
河口沿いの白い海の家で店主は生ビール、自分はモヒートを注文。
夏は日射しと人混みを避けての生活、日中の海岸はこれが初めて。
白い海の家は音楽が大音響で鳴り、飲んで踊っているコやゲイのカップルまでもが皆若い。
タトゥーをいれた若者の多さに店主唖然。

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波しぶきの水煙や沈む夕陽の逆光で、人々の影がまるでガンジス川のほとりのよう。
終末を見ているよう。
nn

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