海向き露台

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初冬の空は移ろい易く、真冬のような曇天の次は小春日和や暖かな雨。
空・雲・風を眺めながら、呼吸を深くする。
物干し台に並んだ鉢植えの、土に葉に触れ、ご機嫌をうかがう。

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ローズマリーのひとつは8年目、もうひとつはその子分。
マルメロと林檎は、食べた後のタネから芽吹いた。
マルちゃんの母上から頂いた茶棉白棉3粒ずつを蒔いてみると、
やっと20センチくらいに育ったのが2本、実をつけたのがひとつ、ずっと青い実のままで居る。
これが白くてほわほわのワタになるとは想像もつかず、
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マルちゃんに訊くと「もう冬だから開くかな~ 難しいかもな~ …まぁ、開いたらラッキー、
開かなくてあたりまえくらいの構えで」と励ましのお言葉を頂く。
タネを見ると、つい、蒔いてみたくなる。
アルバイト先の学校の先生から自家製バジルを沢山頂き、花穗からタネをつまみだす。来春蒔いてみよう。
富良野の叔母が、家庭菜園の葡萄でジャムを作ってくれた。
なかに幾粒かのタネを見つけ、これも蒔いてみよう。
柿、枇杷、柑橘類は発芽が容易だ。
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雨があがると、冬の太陽は低めの位置から部屋のおくまで日差しを伸ばす。
部屋じゅうが金色で暖かくなる。
Ann Hampton Callaway の『At Last 』が廻り始める。

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きょうの夕景は、淡いウルトラマリン。
nn

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