森田榮一さんの工房をお訪ねしました

秋のいち日、19日から始まる展覧会の準備でお忙しい森田さんの
工房にお邪魔しました
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森田さんご夫妻が、ここ笠間にお住まいを建てて、20年になるそうです
土台は大工さんにお願いして、造作は御自分たちで
なさったそうです

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今でも,お住まいと工房は次々と手を入れられて増殖中です
森田さんは工房の一部を変える、新しい計画を楽しそうに話して下さいました

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菜園のあるお庭はそこここに椅子とテーブルがおかれて、
お庭をこよなく楽しんでいらっっしゃるのが解ります。
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木漏れ陽のなかでお昼ご飯を頂きました お二人の器と古い染付けのお皿が似合っています
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森田さんも奥様の言江さんも焼きものやさんですが、お二人ともに
ご自分たちを陶芸家とは考えていないようです
扱う素材がたまたま土だったということでしょうか
森田さんは九州の大牟田のご出身です。
おじい様は大勢のお弟子さんを抱えるお針の先生
お父様は鉄鋼関係の技術師をなさっていたそうです
軟硬、極端に違うものづくりのご家庭環境と
遊び場だった近所の地金工場の中で山になっていた、
鉄屑の線や、鉄錆の記憶などが
現在の森田さんの創作の原点となっているようです。
森田さんの作る器は使い勝手のいいものばかりではありません
この数年は、なるべく工芸の枠からはみださないよう心がけて
作品作りをしてきたようですが、その枠も取りはらって
何故つくりたいのか、本当に作りたいものはなにか、
問いかけながら作っていく仕事を増やしていきたい・・・
その手始めの展覧会になりそうです。

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 居心地の良さそうなサンルーム
nn

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