小田原~真鶴

学校仕事は反省会をして、さて、夏休み。
小田原のクリニック院内へ飾る絵を搬入したあと、友人Kちゃんとの待ち合わせには
時間があるので小田原と云えば小田原城、お城通りを天守閣めざし歩く。
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城内の野良猫や発掘調査中を旅行者気分で眺め、天守閣を見上げる。
本丸広場でサルの檻を撮影する外国人、そんなに珍しいものかと背中を凝視して
しまったが、ニホンザルだから珍しいのですね、自分も外国人気分で、
「ほほう、これがニホンザルね」と肩を並べる。
日本人大学生くらいの若い女子がおおく、聞こえるおしゃべりが小学生と何ら変わり
ないので、日本人気分で愁い嘆く。
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お堀には蓮の花が咲き、そばには大きな藤棚「御感の藤」。

Kちゃんと連絡がつき、駅のホームで伊東行きの電車に一緒に飛び乗り真鶴下車、
Kちゃんの叔母Rさんが迎えに来てくださる。

駅からの大通りで地魚定食(お刺身・焼魚・煮魚!)とビールをご馳走になり、山上のご自宅へ。
Rさんは「海が見えるところに家を建てたかったのよ」と、リビングの窓からは真鶴港の灯り。
翌朝、早くに目醒め明るくなってきたお庭にそっと出ると、淡い紫苑色から勿忘草へと空が染まっている、
水平線から太陽がちょっとずつ顔を出す。
ひかりの帯が海からこちらへ真っ直ぐに向かってくる。
冷えた空気をつたって太陽の熱量がとどくと、何かを受け取った、頂いた感じ、思わずあまたを下げる。
この日はKちゃん希望の「真鶴町民族資料館」へ、汗をかきかき岩海岸を通り行くと門は閉ざされ
(土日祝日のみ開館)、三人グッタリしながら懐かしい田舎の町並みを歩きマーケットに寄って山上のお宅へ。
道道で真鶴小学校の子どもたちは律儀にあいさつをしてくれる。
元気な子どもたちと焼ける日射しに、夏の日を心ゆくまで味わう。
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nn

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