そうめんフェスティバル

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夏の夕刻、葉山のれんげちゃん主催「歴史的そうめんフェスティバル」
に招待され、長野在住で鎌倉にて作品展中の染色家まゆちゃんと、
逗子のCと出掛けました。
お下げ髪の似合うれんげちゃんは小学三年生、Cはれんげちゃんの子分
と云ったところ、家に入るなり玄関にいる文鳥と遊びはじめてしまいました。
出席表に名前を書き、れんげちゃん点呼のもと、
「歴史的そうめんフェスティバル」がはじまりました。

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冷たいハーブティーで乾杯し、次々とプログラムが進行していきます。
いつの間にか帰宅していた父さんも加わって、かくし芸をしたり、
将来は漫画家になりたいれんげちゃん作の四コマ漫画や絵本を回し読みし、
詩の朗読とつづき、さて、メイン会場のテーブル席に移動します。
けいこ母さんは暑い中、天ぷらを揚げ、そうめんを茹で、ビールを飲み、
キッチンとテーブルを行ったり来たり。れんげちゃん作詞作曲の
唄がはじまるとピアノで伴奏もします。
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デザートのかき氷は皆、思い思いのトッピングで、
「いちごシロップ+メロンシロップ=すいか味」は、れんげオリジナル。
「小豆&練乳&バニラアイス&赤ワイン」には“ふじちゃん”と命名を頂き、
父さんはそうめんに黒蜜をかけ、意外とイケルとすすっています。
「歴史的そうめんフェスティバル」のフィナーレは花火、
Cは手持ち花火を振り回し、虫好きのまゆちゃんは夜の虫と遊んでいます。
線香花火には「起承転結の美」があるそうで、その景色が
“牡丹~松葉~柳~散り菊”にたとえられていると、Cが教えてくれました。
中国製の線香花火はとにかく派手に飛ばし、ちいさな玉を落とした後も、
こよりの先に可愛い火花を散らしています。
日本製は火を点けると、なるほどドラマティックで、
最期はあっさりとしたものです。
今ではそれを作る職人さんも少なくなってしまったそうです。
nn

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