本日も口福なり

5月は 自室で過ごす時間がさらに増えた。

制作と 在宅勤務と

ベランダに椅子を出し 風に当たる
新緑のむんとした薫りと潮のにおい

この春先から風の強い日が多いような気がする。

新参者のウイルスを吹き飛ばすように
地球が いつもより強く 風を起こしているよう

野菜の美味しい季節
市場から帰ると直ぐに そのままで囓り確認
それだけで好いのだけれど  どうにも触れていたくて仕様がない。
しかし 手数は少なく 至極簡単、単純にと、心掛けながら。

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ときには 料理本と同じものを作りたくなったり
母の味が懐かしくなったり
素人の台所あそび

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『幸田文 台所帖』(幸田文・著/青木玉・編/平凡社/2009年)では、
露伴先生曰く「おいしく料っておいしく食べるのはしあわせ多きこと」
文さんは「ただいつも頭にあったのは季節ということだけです。」と記しています。

口にしたもの 全てで この身体は作られている。
この身体の細胞ひとつひとつが 考え 記憶し そして 動く。

緊急事態宣言解除後の或る夕、海へ

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材木座海岸へ足を伸ばすと思いの外、空いていた。

佇むひと 走るひと 犬と散歩のひと 写真を撮るひと 穴を掘るひと
トランペットを吹くひと 立ち話しをするひと
波と戯れるひと 何かを練習のひと

風に吹かれ 月や空色や雲の変化を見詰めていると
人間て ほんとうに小さな生きものなのだな、と。
そして しぶとい生きものなのだと実感。

そして自分は 呼吸する星の 細胞のひとつぶなのだと。
nn

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